9月の終わり(9/28~10/2)に岡山県の赤磐商工会で、商工会職員(記帳代行担当職員)さんの「記帳代行業務の効率化と正確性の向上」及び「相談対応力向上OJT」の研修を行ってきました。

1年前にも同じ赤磐商工会の経営指導員及び記帳代行職員の資質向上研修で伺っていますので、岡山県にお邪魔するのは 約1年ぶりです。

今回の研修は(今回の研修も:笑) 濃厚な内容です。
■2021年9月28日(火) 17:30~19:30
座学として記帳代行業務の業務フローについてと、商工会職員にとって必須の知識である損益分岐点売上高の計算と経営判断サポートのポイント
■ 2021年9月29日(水) 9:00~16:00 会員事業所訪問4件
会員事業所へ同行訪問OJTと訪問時における会員事業所社長との相談対応や話のポイントなどの確認と振り返りフィードバック
■ 2021年9月30日(水) 9:00~16:00 会員事業所訪問3件
会員事業所へ同行訪問OJTと訪問時における会員事業所社長との相談対応や話のポイントなどの確認と振り返りフィードバック
■2021年10月1日(金) 研修休み
■2021年10月2日(土)
会員事業所へ同行訪問OJT の振り返りと記帳代行業務の改善ポイントや記帳代行業務からの経営支援業務をしていく上での課題など

記帳代行業務を単に「集計」と認識していると、伴走支援につながっていきません。
【記帳代行を経営に活かす】ために、どのように工夫して集計をし、どのように会員事業所さんへ経営の実態・実績を報告して経営に役立ててもらうか?そして、どのように会員事業所さん側での経理集計業務・商工会記帳代行側での作業の効率化と正確性の向上を図っていくかを検討して改善していく活動が重要になります。

商工会の存在価値向上には、経営指導員の資質向上だけでなく、会員事業所さんと身近に接して会員事業所さんの経営状況を根底から把握している「記帳代行職員」の資質底上げが非常に重要になってきます。

ですので、私の 「記帳代行職員向けの研修」では、経営指導員向けの研修とほぼ同レベルの内容を提供していきますので、職員さんは大変かもしれませんが実践的な内容を多く含んだ研修内容にしています。

そして、研修二日目・三日目は実際に会員事業所さんへ訪問して、記帳代行職員さんが現状の試算表も元に経営状況や財務リスクの説明や今後の予測などをヒアリングしながら、会員事業所さんの相談に乗っていく同行訪問OJTです

多分、商工会記帳代行職員に対して、これほどの実践的な研修をしている商工会は岡山県内でも、いや、全国でも無いでしょうね。岡山県の赤磐商工会ぐらいでしょう。

実際に会員事業所さんと話をしてもらって、説明したり、アドバイスや情報の提供をしたりする相談対応業務をします。私は同行して記帳代行職員さんの話しをしている様子を隣で拝見しながら、逐次、追加で必要な補足を提供します。報告後はその様子を見ていた私からの個別フィードバックを記帳代行職員さんへ行います。

あの話し方はよかった。
あの説明は良かった。
あの時、何を考えていました?
会員さんの反応を覚えていますか?
あのような時は〇〇と伝えたほうがいいかもね
■■■と伝えて方が相手に伝わりやすかもね  etc

一年前の研修でも「会員事業所同行訪問OJT」を行いましたが、みなさん、格段に一年前の時より相談対応が良くなっていました!素晴らしいですね!!

是非、妥協せずに、会員事業所さんの伴走者としてこれからも頑張って行ってくださいね!次回 フォローアップは11月です。皆さんと再会できるのを楽しみにしています!

Officeパートナー:渡辺 講師自己紹介