今、話題になっています「中小企業等事業再構築補助金」について、現状で分かっている事などを共有しておこうと思います。

令和2年度第3次補正予算で 1兆1,485億円 という巨額の予算を組んだ支援施策が登場いたします。経済産業省から出された第3次補正予算の事業概要において、この中小企業等事業再構築補助金(促進事業)の目的等が記載されていますが、

新規事業分野への
事業・業種転換
事業再編

これらの取組を通じた規模の拡大等思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援するための補助金(促進事業)だそうです。

対象要件等はリンクを下記に貼っておきますので、
そちらから資料をダウンロードしてください。

さて、この中小企業等事業再構築補助金を検討していこうとお考えの皆様には色々と注意すべき点がございますのでご紹介をしておきます。

(注意1)GビズIDプライムの発行申請を2月中にしておく事
    中小企業等事業再構築補助金はjGrants(電子申請システム)での申請受付を
    予定していると明言されていますので、GビズIDの発行申請を2月中にして
    おく事です。このGビズIDの発行は2~3週間かかりますと発行申請ホーム
    ページでも明言しています。公募期間がスタートしてからGビズID発行申請を
    しているとこの事業を進めていきたくてもなかなか進める事が出来なくなりま
    すので、中小企業等事業再構築補助金を検討している経営者の方は早急に
    GビズIDの発行申請だけは済ませておきましょう!

(注意2)事前に支援してくれる各種機関へ相談をしておく事
    中小企業等事業再構築補助金の公募開始は3月となる見込みだそうです。
    また、この補助金申請には事業計画書を添付するようですが、事業計画書
    の作成には認定経営革新等支援機関や金融機関と共同で事業計画を策定し
    なければならないという条件になっています。
    (認定経営革新等支援機関は下記のような機関になります。)
      税理士事務所
      公認会計士事務所
      商工会
      商工会議所
      中小企業診断士などのコンサル
      金融機関   など
   そして、3月と言いますと世の中「確定申告シーズン」ですよね。
   上記の認定経営革新等支援機関は確定申告の申告も支援している団体ですので、
   中小企業等事業再構築補助金の公募が始まる3月は、確定申告の作業で大忙しの
   時期になります。そうなると、中小企業等事業再構築補助金への応募等の相談に
   行ったとしても相談に乗ってくれる余裕がない可能性が大きいです。
 
   確定申告期限は4月15日まで延長されたとはいえ、顧問先や会員事業所の確定申告
   集計作業や申告作業で忙しいですから、十分な対応をしたくても対応をする事が
   出来ないでしょう。

   ですので、今(公募前の2月中)の内に、「弊社は中小企業等事業再構築補助金への
   応募を検討している」と一言伝えておけば、担当者からは何かしらの準備すべき事
   をアドバイスしてくれると思います。

(注意3)支援機関にまかせっきりにせずに、自分でも募集要領が出たら必ず読む事
    この補助金は誰の為の補助金というと、申請をしたい・自社の事業を再構築
    したいと考えている経営者たるあなたですよね。当事者が主体的に取り組まな
    ければこの補助金(促進事業)・再構築事業は意味がありません。支援機関・
    支援者の協力を得ますが、事業計画の策定の主体者は経営者のあなたです。

    ですから、募集要領が発表されたら必ずダウンロードして内容を読み込んで
    おきましょう!読み込んだ知識と自社の事業情報と思い切った再構築案を
    持って支援機関に相談に行きましょう!

中小企業等事業再構築補助金は補助金額や対象や再構築イメージがある程度発表されたとはいえ、まだまだ、情報が足りないです。

「思い切った事業再構築」とは一体どの程度の事を言うのでしょうか?紹介されているチラシには「活用イメージ=再構築のイメージ」が記載されていますが、あなたの事業に置き換えてみてイメージが湧きますか?

「思い切った」という事で、全く関係のない・現事業との関連・関係性もない事業への転換や分野への進出をしたとして、その再構築した事業が成功する可能性は高いでしょうか?

正直 悩みますよね。。。

Q&Aでも、”原則として、同一の事業や機械装置等に対して、複数の国の補助金を受給することはできません。”と書いてあります。という事は、ものづくり補助金や持続化補助金などでチャレンジした新たな取組は、この中小企業等事業再構築補助金の対象外です。すでに、コロナ対策として色々と新たな取組や事業業種転換等の取組(テイクアウト事業への進出やオンラインでのサービス提供など)をしてきていると思います。これらの取組をする際に、持続化補助金とか使ってますよね。

中小企業等事業再構築補助金はこれらすでにしてきた業種業態転換のチャレンジとは別の業種様態転換を考えていく必要があります。

では、どうやって再構築の可能性を探していくか?です。方法はいくつもあると思いますが、まずは下記の二つの方法であなたの事業の再構築イメージを膨らませてみましょう
  
  ① 現状の事業・ビジネスモデル・事業範囲など、あなたの事業を
    定義する言葉の抽象度を上げていって、事業の定義を広げて
    考えてみる

現状の事業・ビジネスモデル・事業範囲など、あなたの事業を定義する言葉の抽象度を上げていって、事業の定義を広げて考えてみる


  ② 隣接する事業を考えていき、その隣接する事業のもう一つ、
    二つ先にある関連している事業を創造してみる

思い切った事業再構築可能性の探し方

先ずは、このような事をして、あなたの事業の可能性を妄想してみましょう!その妄想した事業をブラッシュアップしていって、事業再構築補助金に該当するかの可能性を検討していきましょう!

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