200社以上の会計顧問、会計指導をしてきた経験と知識とノウハウをもとに企業の財務・会計から経営改善を図る方法をご紹介したいと思います。    

今回は「資金繰り損益分岐点売上高の計算手順」です。

損益分岐点売上高を達成すれば、赤字にもならなく黒字も出ない訳ですから、会社としてはお金が足りなくなったりする心配は無いはず。    

理論的には、、、、    
   でも、・・・・      

あぁ~~~~~~ お金が足りん!!
うぁ~~~~~~ 支払いが足りん!!
ぎょえ~~~~~ お金が減っていく!!

という事が起きちゃうんです。不思議ですよね。俗に言う「 勘定合って ゼニ足らず 」という状態です。   

ナゼでしょうかね????       

コレがまた 重要な視点なんですよね。損益分岐点売上高のその先に【 資金繰り損益分岐点売上高 】 という視点が必要になってくるんです。      

実際の経営をしていくうえでは、この 【 資金繰り損益分岐点売上高 】 も押さえておかないとあきまへん! (なぜか 関西弁:笑)      

企業経営における生命線  それは 【資金繰り】 です。      

お金が回らないと、会社は  ”  あっ  ”   というまに苦しくなり破綻してしまいます。仮に 黒字が出ていても お金が回らない(資金繰りが回らない)と黒字でも倒産します。だから、資金繰りを見る(チェックする)事が大事になるんですが、この資金繰りまで考慮して会社のお金の収支が黒字にも赤字にもならない売上高を知ることは ひじょぉ~~~~~~~に重要なんです。     

では、その  【 資金繰り損益分岐点売上高 】 はどうやって計算するの?  っていう話になりますよね。           

【 資金繰り損益分岐点売上高 】は  簡単に言うと、損益計算書だけを見て収支トントンになる(黒字にも赤字にもならない)売上高を知るのではなく、その月でお金が(現金・預金)が減りもせず、増えもしない 売上高はいくらなのか?を知ることです。 損益計算書と貸借対照表の両方を見るんです。      

最低でもこの 【 資金繰り損益分岐点売上高 】 を毎月達成していないと、現金預金がどんどんと減っていつかは資金がショートして経営破綻、倒産になる可能性を秘めているというボーダーラインです。      

ボーダーライン というよりはデットラインですね~~         

と 言うことで、【 資金繰り損益分岐点売上高 】についての説明です。