今年も新潟県にある中小企業大学校三条校で開催されました「能力強化研修」に行ってきました。今年で5年目になります。毎年、11月中旬~下旬にスタートして12月中旬~終了する講座ですが、今年は約1か月ほど前倒しで早めの10月中旬スタートでした。

中小企業大学校三条校:能力強化研修

今年の受講生(経営指導員)は、新潟県から6名、長野県から1名、石川県から1名、和歌山県から2名、そして、沖縄県から2名 計12名の参加です。

15日間の長期研修ですが、私は第1週目の4日間、第2週目の最終日、第3週目の5日間 の計10日間 を担当します。毎年、相談業務におけるコミュニケーション、相談対応ロールプレイング、財務の講座を担当します。

第2週目の最終日からはグループ分けして経営計画策定演習が始まります。この能力強化研修は、机上演習ではなく実際に企業さんへ訪問してヒアリングをしてきて問題点や課題点を抽出し、経営者の望む方向に向かう計画や改善の計画を策定して、最終日にその企業さんへ計画書の提案(プレゼン)をするのが醍醐味です。

ヒアリング1~2時間、市場環境分析や決算分析、問題点の抽出と課題の設定、それに向けての改善計画等の策定を約4日間ほどで行うので、非常にタイトなスケジュールです。受講生も必至に考えてプランニングをします。

でも、この短期間での計画策定演習は、実践力を鍛えるのには非常にいい訓練ですよね。

今回受講していただいた12名の経営指導員の皆さんの今後のご活躍を心より期待しております。

毎年、最終週が12月中旬になるので雪景色を見る事が出来たのですが、今年は10月に実施されたので雪景色は見る事が出来ませんでした

【受講者のアンケート・フィードバック】
受講してくださいました皆様から、講師へのフィードバックを頂きましたのでそれもご紹介しておきます。

■渡辺講師へのご意見・ご感想■
・普段やっている事の振り返り、深堀ができました。
・支援ノウハウを持っていても相談相手として選んでもらわなければ支援させてもらえないという事をワークを通じて実感し、傾聴と価値の交流を意識して選ばれる指導員になっていきたい。
・普段経験しない実習でとてもためになった。
・社長、支援者の対場のロープレイングが勉強になりました。
・社長、指導員、観察のそれぞれの立場で違った心境を通過する事で、相手の立場に立った言葉選びや提案方法を考える事ができた。
・能力不足で大変でしたが、全体的に理解しやすかった。
・繰り返しの演習(損益分岐点売上高)が大変ためになりました。
・損益分岐点の知識はあったが、その先の活用方法を深く知ることができた。また、財務の勘所はとても勉強になりました。
・損益分岐点売上高を切り口とする経営指導は、比較的わかりやすく現場に持ち帰り役立ちそうな内容だったと思う。

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新潟に研修に行くと、毎回、受講生が美味しい日本酒を持ってきてくれます。私、お酒は弱くて、しかも、日本酒は日頃からあまり飲まないのですが、受講生の皆さんが持ってきてくれる新潟のお酒はどれも美味しくて飲みやすいので、毎回とても楽しみです(笑)

みなさん いつも美味しい日本酒をありがとうございます!